マル激トーク・オン・ディマンド 第302回(2007年01月12日) 誰のためのホワイトカラー・エグゼンプションなのか

ゲスト:島田陽一氏(早稲田大学教授)

  • PART1

0:00 昨今のニュース、相次ぐ大臣の不祥事について〜安倍総理はもう執着が無い〜アメリカでのホワイトカラーエグゼンプション(WE)〜残業分がタダ働きになるのか〜法案までの経緯〜アメリカの要請〜アメリカでは労働時間規制がない〜

0:19 島田氏の立場〜現状の法と実態の乖離〜稼ぐために残業しているという事のリアリティの無さ〜週労働時間50時間以上の労働者割合のグラフ〜英語圏、インド等に単純労働を投げる〜

0:31 WEの本質〜誰が生き残るための法案か〜優勝劣敗のさらなる加速〜リストラが増えるか〜善意と信頼に基づく仕事〜断れるアメリカ〜裁量性の中身、仕事の量を調整できなければ〜クリストファー・ラッシュ〜エリートのパブリックコントリビューション〜年功制度は長期決算〜

0:48 宮台氏、教育での変化〜ネオリベポストモダン派の対立〜ジャパンアズナンバーワンの過去〜経団連的な道しかないのか〜組織の中に市場原理〜ワーカーホリック、なぜ日本人はこんなに働くのか〜家にコミットできないとすれば〜アメリカに行っても勤勉さが残るのは〜人種と勤勉さ〜何が貢献になるか〜

1:07 他国でのWEの状況、イギリス・フランス〜有給休暇の大きな違い〜カトリックの日曜休日〜日本での有給消化率低下〜社会の主人公はだれなのか〜ソリダリテ〜

  • PART2

0:00 どうすれば良いか〜労働組合以外の労働者集団・コンプライアンス〜経営者が制度を守れないのは〜ボランティアと契約〜権利を認めるとクビにせざるおえなくなるか〜ルールでいくのか信頼でいくのか〜フランスのサルコジ氏、ルールの敷居〜

0:14 WEの根本、結局誰が対象になるのか〜当事者達はWEに興味が無い〜さじ加減のゲーム〜

0:19 放送後記〜通るとは思えない法案〜アメリカがWEを進めるのはなぜか〜企業が残って社会が滅びる〜勝ち逃げするエリート〜自殺率というバロメーター〜速度が早いと自動的にグローバル化